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2021.04.06日-
なぜ、家族を対象に仕事をするのか

ファミリービジネスの同族・家族の対話支援という仕事をしていると、家族礼賛主義、「家族が仲の良いことが一番の幸せ」という信念をもっているかのように思われるかもしれません。

理解し合い、確かな絆を感じられる家族であればそれは確かに幸せなことです。

しかし、わたし自身はどちらかと言えば「家族という仕組み」には懐疑的な人間です。

コントロールと無関心がない混ぜの家庭で育ち、20代から10年以上躁うつ病に苦しみ、家業に入ってからは、絆の感じられない両親夫婦と、父と娘、母と娘の関係にたいへん苦労しました。

心の底から望んでしたはずの結婚も、価値観が180度ちがった婚家の違和感に、我慢を選択せずに離婚してしまいました。

このような経験をもつ私にとって、家族について考えたり、他者の家族の対話に立ち会うことは、時に苦しい体験でもあります。

それでもなぜ、家族というものを仕事の中心におくのか?

おそらく私は、「家族とは何なのか」を追求したいのです。

社会の最小単位であり、幸せの象徴とされる家族。

自分を苦しめた家族。

求めているのに、届かない、家族。

 

家族とは、いったい何なのか。

 

私の仕事は、その答えを探るための長い道のりです。

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