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名古屋ファミリービジネス研究会(第9回)登壇しました!
今年も開催しています。名古屋ファミリービジネス研究会。
第9回になる2025年、毎月1回(計6回)、バラエティ豊かな講師が登壇します。
私が担当したDay3のレクチャーは、今年はファミリービジネス・ガバナンスについて詳しく話しました。ファミリービジネスのガバナンスは、非同族の一般企業と異なる目線で考える必要があります。ファミリー憲章についても、初めて詳しくお伝えしました。
そして毎年Day3はレクチャーに加えて、パネルディスカッションがあります。ファミリービジネスのオーナー家で親子、きょうだい、夫婦などご家族で一緒に登壇していただくのが、このパネルディスカッションの特徴。
今回は大阪で大躍進中のハウスメーカー・ALLAGI(アレジ)株式会社の社長ご夫婦にお越しいただきました。
代表取締役であられる谷上 元朗氏と、専務取締役の谷上靖子氏(元朗氏の奥さま)。
お名前のとおり、とっても朗らかで優しい笑顔の元朗社長。ユーモアとスパイスの効いたコメントで場を明るくする靖子さん。
元朗さんの承継体験、兄弟経営で心掛けていること、公私ともに「あえて」切り分けていないパートナーシップについてなど、「ここでしか聞けない話」を存分に語ってくださいました。
2時間のパネルディスカッションのうち約1時間近く、会場からの質問を受け取って進めました。経営の判断、兄弟の気遣い、苦しかった時の支え、創業と承継のどちらがより難しいか、など、受講生自身のリアリティを重ね合わせた切実な質問が次々に寄せられました。
それに対して谷上夫妻は、質問者の目をみてじっくりと聴き、まっすぐに飾らない言葉でお答え下さいました。
モデレーターとして私が心掛けていたのは、登壇者にありのままの声を届けてもらい、参加者が「こういう話が聞きたかった」と満たされて終わること。予定調和では生まれない即興の「場」。
事前の打合せは行っていますが、それはあくまで情報収集。事前に聞いたことをくり返し話してもらうわけではありません。
谷上夫妻の過去と現在を語ってもらい、その内容に触発された参加者の生まれたての質問を遠慮なく出してもらう。その場で谷上夫妻が質問者のために考えたことを、直に語りかけてもらう。
登壇者と参加者、相互のかけ合いで生まれるLive感。
今回は特に、エネルギーあふれる経営者夫婦のトークにお供させていただき、私自身も非常に楽しく、刺激に満ちた時間となりました。
谷上夫妻、受講生と関係者の皆さまに心から感謝しています。