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2020.06.28日-
30年前の家業の記憶 〜バスに乗り合わせた人たちと歩む〜

土曜日の晩、家族と古い社員で、昔話をしました。
30年以上前、丸山組が現場の人夫さんをたくさん抱えていた頃。
実家の横にあったプレハブの休憩小屋には、水着のお姉ちゃんのポスターが貼ってあり、卑猥なジョークで笑ってるおじいさんやおばさんたちがいました(私のセクハラ耐性はその頃に養われたと思われます)。
そうしたおじいさんやおばさんは、人情味があるけどケンカっ早くてすぐ怒鳴り、小学生の私には、その乱暴な喋り方が怖かったです。

私が家業の地場ゼネコン、丸山組に入った頃は、そうした残り香が香る程度でしたが、ケンカっ早い社員とか、怒るために怒るオッサンとか、世の中には、いろんな人が一生懸命生きてるんだなぁと思ったものです。

経営としては「バスに乗る人を選ぶ」と言いたいところでしたが、「バスに乗り合わせた人と一緒に歩む」というのも、世の中そういうものなんだな、と教えてもらいました。

自分が選べるのは、自分の生き方くらい。

効率、とか、生産性向上、を考える一方で、あの人たちはどうしてるのかな、と思うときもあります。

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