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2023.03.20日-
親孝行と事業承継は別もの

【親孝行と事業承継】
時々「会社を継ぐことは親孝行」という後継者をみかけますが、親孝行と事業承継は別ものです。会社を継ぎたければ継げばいいですし、親孝行したければ、すればよいです。
でも、その2つはつながりません。


会社を継がなかったとしても、経営者である親が亡くなれば相続が発生します。自社株式や資産のことで、親族間に問題が起こるかもしれません。

だから、しかるべき対処は必要です。できる準備はしておかねばなりません。

それは現実的な対応であって、親孝行ではありません。
予測できる問題を回避し、自分の人生を生きるために取るべき、現実のアクションです。


子供は親孝行すべき=会社を継ぐのも親孝行、と思い込んで継ぐと、自分の子供にも同じような期待をしてしまう危険性さえあります。
親孝行や年功序列といった儒教的な観念と、同族企業経営にまつわる意思決定は、きちんと分けて扱いましょう。

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