TRUST BUILDER’S BLOG

私は、ファミリーと女性事業家のためのファシリテーターという肩書きを掲げています。これは「お仕事はなにを？」と聞かれた時の説明です。

ファミリービジネスも女性事業家も、自分の経験からきています。

もう一つ、「トラストビルダー」という名称も掲げています。このホームページの左肩にある、紫色の文字で書かれた「TRUST　BUILDER」。
これは「プロフェッショナル・ファシリテーター」として自分がどんな価値を出したいか、なにをクライアントに提供したいのか、を表した肩書きです。
これには名付け親があり、私が師と仰いでいるコーチングの第一人者、本間正人氏（学習学の提唱者、らーのろじー株式会社代表取締役）が作ってくださいました。（商標登録申請中）

その言葉の通り「Trust（信頼）」を「Build（築く）」する。

家族や長年一緒に働いているファミリーに、信頼はあって当たり前ですよね。
ただ、それが「家族だから」「血縁だから」で盲目的になっていませんか？というのが、私の問いなのです。

事業家向けの1 on 1セッションでは、「自分の心と自分の間に、信頼はできていますか？」と問うています。

 

自分のこともファミリーのことも「分かってるつもり」になっていませんか？

 

家族なんだから、信頼している。言わなくても通じる。
自分のことだから、自分が一番よく知っている。

 

そう思いながら大事なものを残したまま、先へ先へと急いでいませんか？

 

盲目的な信頼を、見える化しましょう。

具体的な言葉で、相手に、自分に、伝えましょう。

知りたいことは、憶測で済ませず聞きましょう。

相手や自分の胸中を憶測で推し量るのではなく、「自分が本当に思っていること」も「相手に本当に聞きたいこと」も言葉で伝えましょう、というのが『トラスト・ビルダー』からの提案です。その言語化の支援をするのが、私の役割です。

 

そして何より、クライアントと私のあいだに深い信頼を築くこと。最初のトラスト・ビルディングはクライアントと私自身に必要なのです。

ファミリーの話し合いに同席することや、事業家の心の奥底をお聞きするのは、言うなれば非常にプライベートな領域へ踏み込む行為です。

その場に居ることが許されるには、私からクライアントへ、クライアントから私へ、堅い信頼の橋が架かっていなければなりません。

 

そのために私は、このような行動指針を自分に課しています。

 

橋を架ける第三者。
それを、トラスト・ビルダーと名付けました。