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2020.06.20日-
『女性』社長という枕詞つきの世の中を、変えたい

いま、ファミリービジネスを継いだ女性社長たちに、インタビューをさせてもらっています。

この2ヶ月で10人近くの女性後継社長から、濃密なストーリーを聞かせていただきました。
経緯は様々ながら、彼女たちすべてに共通することが一点、みえてきました。

「『女の』自分が社長をやれるのか?」とは、誰一人思っていないのです。
継ぐときも。継いだあとも。

自分で決めて、覚悟と愛情をもって、堂々と経営をしておられる。

「うちには娘しかいないから」
「女に、(製造業は/建設業は/その他諸々の何かは)無理だろう」

私自身も言われ続けた言葉でした。
ずっと不思議でした。

当の本人が思っていないのに、なぜ、外野はそう言うのだろう?
女にやらせたくない「何か」があるの?
女がやれてしまっては困る「何か」があるの?

私が丸山組を継いだとき、年若くてうまくいかなかったことは多々ありましたが、「女だから無理」と感じたことは何一つありませんでした。

確かに世の中は変わりつつあります。
けれども、あらゆる場所で「女性○○」(社長、職人、役員、etc)という枕詞は、消えていません。

一見、女性を応援しているようでいて、その実、「女性なのに」というバイアスがそこには、あります。

私は、女性事業家やファミリービジネス、その他自分が関われることの全てを通して、その枕詞の無意味さを、証明したい。

真の意味での「多様性」を実現したい。
そうすることで、人々の幸せに少しでも近づくと思うのです。

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