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2020.08.08日-
声を習った自分の変化と、感じたこと

今年の2月から始めた「伝わる声のレッスン」。

当初は教室へ通っていましたが、4月からはマンツーマンのオンラインで継続しています。

(→過去ブログ「”伝わる声”の勉強を始めました」

シコ踏みから始まったこのレッスンが(最初はそれだけで筋肉痛!)、呼吸法、丹田の意識、母音の発声法を経て、7月のいまは子音の発声(S,Z,B,P・・)が三分の一終わったところです。

約5ヶ月間、月に2~3回のレッスンと時折の自己練習で何が変わったのかと聞かれたら、

「話している自分が、少し好きになった」と言えそうです。

 

もともと私は、30代、会社の代表をしていた当時から自分の幼い話し方が気になっていました。

周囲は年配の男性ばかりのなか、自分は子供っぽく話しているから、大人に聞き入れてもらえない(と思ってしまう)。

伝わっていない気がして、言葉を尽くして、話しすぎてしまう。

そして、話しすぎの自分、つまり自己主張の強い自分に嫌悪。

そんな悪循環があったように思います。

でも、もちろんこれは話し方の問題だけではないのですね。

話している内容に自信があり、伝える相手と関係性ができているかどうか。

内容・関係性・伝え方。

この三位一体の整合がとれていることが、「伝わるということ」の根幹なのでしょう。

ファシリテーターとなったいま、

①「何を言うべきか(あるいは言わないべきか)」、は最重要事項ですし、

②そのために必要な関係性を一瞬で構築するスキル、も大切です。

その2点を支えてくれるのが、「伝わる声を持っている自分」への信頼感なのだと思います。

発声がしっかりしていると、まず自分が落ち着きます。

自分自身が落ち着いていられると、頭の中で整理ができ、相手を受け入れる余裕が生まれてきます。

だから、話しすぎることが少しずつ減って、「話している自分が少し好きになった」のかもしれません。

当然の成果として、自分のことが好きでいられると相手に対してオープンになれます。

私がオープンでいると、相手もオープンになってくれて、結果的にその場によい関係、よい対話が生まれやすくなります。


良い声を持っているからといって、実のあることを言えるようになるわけでもないですが、形から入ると、このような好循環を生むのだと実感しています。

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